今回のGMではそこまで多くの新作は購入しなかったものの、
ぴーやまがなんとも雰囲気のイケてるゲームを
買っており楽しむことができた。
スマッシュアップである。
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スマッシュアップ SMASH UP
http://www.arclight.co.jp/ag/agbg/agbg.php?code=LG-0059
このゲーム8種族の陣営が同枚数用意されており
1種につき20枚の構成になっている。
いかにも怪しくてわたし好みのものからそこそこカッコイイものまでかなりバラエティに富んでいる。
各陣営には「戦闘員カード」と「アクションカード」の2ジャンルが含まれている。
もちろんそれぞれの「戦闘員」と「アクション」は複数種類あり色んな効果があるわけだ。
この8種の陣営から2陣営を「混ぜて」自分のデッキとしてゲームが始まる。
この2陣営を混ぜるのがなかなか熱い。
ゲームの目的は場に4枚出されている「秘密基地カード」に
攻撃を加えて陥落させることで勝ち点を15点稼ぐこととなっている。
ゲームの流れは簡単。
(1)戦闘員カードをアクションカードと1枚ずつ使う
(2)カードを自分の山から2枚引く
まあ大まかにはこれだけだ。
戦闘員カードは秘密基地に対してプレイすることで攻撃を加えるイメージ。
アクションカードはカードゲームによくある特殊効果が発動する。
これは「ゾンビ」の例。 上が戦闘員で下がアクションだ。 戦闘員は左上の数値の攻撃力を備えていて ゲームが続き、この和が秘密基地の体力に 達すると陥落となる。 |
戦闘員の戦闘力が秘密基地の値に達すると陥落。
左から順に貢献度によって勝ち点が入る。
ものによっては2番目に貢献したほうが
勝ち点が多い秘密基地もあったりなかなか悩ましい。
カード左上の数字が基地の体力だ。 基地が陥落したときに貢献した順、 つまりプレイした戦闘員カードの攻撃力の総和が 多いプレーヤーから順に真ん中の勝ち点が入る。 写真左下の「母艦」なら1位から4点、2点、1点と、 左上の「忍者道場」なら2点、3点、2点と変則的に加点される。 |
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【プレイログ】
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4/28 GM後にプレイ |
さてやってみる。
最初に2種類の種族を選ぶのだが
今回私が選んだのはゾンビと宇宙人だ。
ゾンビは捨て山からのカムバック系の能力に秀でている。
(ちなみにアクションカードでのプレーヤー間攻撃や
基地陥落時などに戦闘員は捨て山へ。)
宇宙人はなんかよくわからんが宇宙人だ。
誘拐とかえげつないことをする。
やってみるとすぐにこのゲームの魅力がわかる。
適当に選んだ2種族がなんとも言えないコンボを生み出すのだ。
もちろんTCGでよくある緻密に練られたコンボではない。
あくまで大味、しかしながら楽しい。
しかも特にカードをプレイする時にコストがどうとか、
同じカードを出せないなどの小難しい要素が無い。
思いのままに、軽く戦略をたててプレイしてくと
コンボが発動していく。
この「軽くてちょっとバカっぽい」流れが
なんとも言えない爽快感を生んでいる。
「はい、まずはこのゾンビがそこの基地に攻撃、特殊効果で
宇宙人ドーン、さらに宇宙人ドーン」
といった感じでコンボ感が気持ちいい。
1ゲーム終わると全員が「早く2回目やろう2回目!」と即リプレイへ。
そのまま最強の組み合わせ論などで盛り上がる。
しかしこのゲームの全体的なバカっぽい雰囲気のおかげでテラミスティカのような硬い議論にはならず、「見た目的に宇宙人がヤバい」などの話に終始した。
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【レビュー】
★★★★★★☆☆☆☆
レビュー形式で取り上げるのがスマッシュアップとは思っていなかったこともありちょっと様子見の6点でw
感想としてはしっかり楽しめた。
とは言え難もある。
まずは状況把握にやや難がある。
秘密基地の下にプレイした戦闘員を並べていくのだが
これが非常に場所をとり煩雑だ。
次に基地の陥落ラインがわかりにくい。
プレイされている戦闘員の合計値を都度確認するのが
なかなか大変だ。特に特殊能力で表示以上の数字を仮想保持しているときなどは困る。
最後になかなか終わらないのだ。
貢献度によって勝ち点が変わることの悪要因として
自分が有利な時以外に陥落を遅らせるモチベーションになる。
こうなると終わりが遅くなりちょっとダれる。
このゲームにおいての難点に目をつむって楽しめる要素として、
爽快痛快なコンボ感と、
「次はどの種族を組み合わせようかな、、、」といった
リプレイ欲求の2要素があり、これで個人的にはプラマイゼロなくらいだ。
ガチなTCGを期待していたり、そういうものが好きな人には
合わないと思うが大味で尖ったイラストと特殊効果コンボが好き、楽しめる人には
大いにフィットすると思う。
たぶんキングオブトーキョーの雰囲気が好きなら問題なく楽しめるはず。
まあでもここら辺の雰囲気の好き嫌いはけっこう人によってしまうところもあるだろうなあ、、
恥ずかしながら名前すら知らなかったこのゲーム。
4月中ごろに日本語版が流通していたらしくまあまあの新作なのに
完全にスルーしていたw
というのも「デッキ」「TCG風」みたいなものを悉くスルーする傾向があり、
今回も漏れなくそういった流れでスル―していたんだろう。
ここら辺の領域を攻めてくれるぴーやまが買ってくれてよかった、持つべきものは友よのう。
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