2013年7月27日土曜日

酔いどれ猫のブルース :プレイログ&レビュー

二ヶ月も更新をしていなかった。

別に何があったということでもなく単純にブログ更新をサボっていただけなのだけれどその間にSDJ/KDJの予想大会とさらに発表。
今回はこちらにて予想もさせていただいた。

予想はさんざんな結果ではあったけどこういう何かを大勢で予想する中に入れてもらうというのは貴重だし非常に楽しかったので懲りずに今後も機会があれば参加できたらいいなあと思いました。

前書きはこんなもので。

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酔いどれ猫のブルース Katzenjammer Blues
http://www.newgamesorder.jp/games/katzenjammerblues

1998年に発売されて国内流通もされていたというクニツィアのカードゲーム。
絶版状態になっていたらしいのだけれどこのたびニューゲームズオーダーさんから再販となった。

1-5の数字が書いてあるカード、それとJ(ジョーカー)。
これをランダムに6枚ずつもってゲーム開始。

ゲームの流れはこんな感じ。
手番プレーヤー(ルールにはバンドリーダーと書いてある。こういうの楽しい)は山札をめくっていく。
同じ数字のカードが出てくるかジョーカーが出てくるまでめくっていく。
例)
めくる、3

めくる、次は5。まだめくれる
めくる5だ、ここでストップ。
ちなみにさっきのところでジョーカーが出てもストップ。ジョーカーはたとえ1枚でもストップ。ジョーカーが出た時はプレーヤーに1枚ずつカードが渡される

この山札からめくられたカードをまとめて競りをする。

競りは山札をめくっていたバンドリーダーの左隣から開始。
競りは自分の手持ちカードで値を付けていく。
値の付け方は同一数字のカードの組で付けるか異なった数字のカードの組でつける。

同一数字の場合は「3を2枚」とか「2を4枚」とかでコールしていく。
異なっている場合は「バラ4枚」とかそんな感じだ。

競りのバランスはより大きい枚数かつ「バラ」<「同一」なので
「1を3枚」に「バラ4枚」は勝てる。しかし「バラ3枚」に「1を3枚」は勝てる。
同一の時は数字が大きい方が強いので「1を3枚」を「2を3枚」は勝てる。
まあここら辺はやってみると「ああなるほどね」となると思う。


競り勝ったプレーヤーは競りでコールしたカードを捨て札にして、競りに出されていたカードのセットを貰う。
カードをカードで競る、何とも悩ましい。

競り勝ったプレーヤーはカルテットの公開の権利が与えられる。
カルテットは言葉のとおり4枚セットの数字カードをを公開する。
公開すると数字カードに応じて勝ち点カード(ネズミカード)をもらうことが出来る。
1のカルテットならネズミカード1枚。4のカルテットならネズミカード4枚だ。

ちなみに非常に面倒なのがジョーカーの存在だ。
ゲーム終了時にジョーカーを持っている、あるいはカルテットの構成に使っていたプレーヤーはそれを数える。結果ジョーカーの1番多いプレーヤーはネズミカードを5枚失うのだ。

ジョーカーを手札から消すにはジョーカーのみのカルテットを作って捨て札にする以外に方法が無いのでかなり悩ましい。

山札がなくなったりネズミカードがなくなったら終了となる。


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【プレイログ】


さてやってみる。
カルテットを作って得点を稼ぎたいのだが競りで頑張りすぎるとカルテットにすべきカードがなくなる。。

このジレンマが想像以上にキツい。

特に勝ちやすいが自分の手札もごっそり抜ける同一カード複数枚のコールをいつするかがかなり難しい。
なんとかバラでリソースを貯めてここぞというときにセットで勝負、そんな感じでやっていた。

しかし、ぴーやま「これむしろジョーカー使っていくべきだ!」とかいいつつアグレッシブにジョーカーを切っていく。
なるほど確かにジョーカーを使うと以外とうまいこと行く。しかし5枚マイナスがこええんだよなあ、、、とかなんとか言ってるうちに終了。

すっぐに二回目へ。

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★☆☆☆☆☆


一言で言うとこれは難しいゲームだと私は思った
なんというかどうすればうまく勝ち抜けるのか得点がのびていくのかがいまいち見えてこなかった。

悩ましいというか難しいという表現が一番あっている気がする。

かといってあまり考えずにサクサクやることで何かテンポの良さ的な楽しみや「意外と考えない方がうまくいくぞ!」感が出てくるかというとそうでもなくなんとも不思議な感じなのだ。

ただもちろん随所で「ああなるほどこういうことか」という感覚があったのも確か、これはあと何回かやらないと一番楽しいポイントが見えてこないような気がする。

個人的にはジョーカー。このジョーカーをどう使うかを考えていくというか気づいていくというかそこらへんに妙味がある気がするんだが...

ただデザインはとてつもなくいい!これは手放しにGOODだ!
デザインもいいし手触りもいい。このざらざらした手触りは凄いいい。
カードゲームはこういうところにこだわってくれると感動すら覚える。
よく見るとカードごとに歌詞が書いてある。
「主よ フォルクスワーゲン 貸してくれ」