2012年8月26日日曜日

8/25 板の会:ボードゲーム会プレイログ:ブルゴーニュ、カルカソンヌ、あやつり人形、ボーナンザ、もっとホイップを



かなり久々のボドゲ会。

ドイツ年間ゲーム大賞2012の受賞が諸々終わってレビュー等一通り見てなんだか流れが一段落。個人的に推しまくってた「村の人生」が見事エキスパート部門を戴冠。「後はまあエッセンまで少しお財布的にもちょっと我慢ですよねー」とこの2ヶ月ほどボドゲ停滞気味だった。

ただまあ飽きたわけでもなんでもなかったので久々にボドゲ会をやろうかと友人達にお声がけ開始。

最初は「4人集まれば御の字ですぜ」と思ってたらなんだかんだ皆予定が合ったので最大7人でそこそこガッツリやることに。

今回の新規購入組はブルゴーニュ。

【参加】ぴーやま、AZ、たえひ、くまみー、ジーツカ、おんちゃん、自分


カルカソンヌ
(今回は10周年記念盤)
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-841.html

11時、先駆けて集合した自分も含めた5人でカルカソンヌを。

ちなみにカルカソンヌは私のではなく”ボーナンザ女子”ことボーナンザをこよなく愛する女性のたえひ所有物。
「ボーナンザ超面白いしなんかボドゲ一個買いたい」という流れから以前購入したカルカソンヌの10周年記念パッケージを今回持ってきてもらった。
 
箱がミープル(カルカソンヌの駒)の形になっていてオシャンティである。


タイルを捲ってそれを途切れなく置く、ついでにミープルを「都市」か「道」か「教会」に置く(置かなくてもよし)。
「都市」か「道」が繋がったらそこにミープルを置いていた人に得点。
何人か相乗りで置いていたら一番多くミープルを置いていた人に得点。
同数の場合は両者に得点。

教会の場合は教会の周囲に全てタイル画置かれたら特典。
イッツシンプル。(今回は草原ルールは割愛)



さて5人でプレー開始。

序盤、なんだか道ばかり出る。
最初は相乗りして得点を取りに行ったが
「俺はこの道を絶対にモノにしてみせる」とやや雲行きの怪しい気合を見せたおんちゃん(黒)がミープルを大量投入して占有を強調。
しれっとここからは手を引くことに。

おんちゃんが作る第三セクター臭がする道に相乗りしていたうちに西で領土戦争が勃発。
ぴーやま(赤)AZ(青)ついでにたえひ(黄)まで入り乱れて都市をとりあっている。



ミープルが同数の場合同数両者に得点が入るのでAZは談合を試みる。
しかし結果は西の大国はぴーやまが制する。


以後「赤のミープルは血の色やで」と暴君扱いされる。


その後、暴君ぴーやま包囲網やおんちゃんがついに道をつなげたりと色々あったのだが珍しく私(緑)が勝利した。いや珍しい。


あやつり人形
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1350.html


遅れてたジーツカが到着。
「6人もいるんだから多人数ゲーやろうぜ」ということであやつり人形をチョイス。


実は自分がボドゲ好きに引き込まれる要因にもなってるゲーム。6人くらいでやるとかなり面白い。


流れとしては

建物カードを引くかお金を補充して自分の手番に1-8金程度のコスト幅がある建物カードを基本1つまで建設していく。
ゲームが流れて8個目の建築カードを建てた人が出たらそこで終了。建物カードのコストの和やボーナス点を加味して勝者が決まる。

しかしながらただ淡々と1人1人が建物を建ててるだけの甘いゲームではなく、ターンのはじめに役割を選ぶ。これがとにかく熱い。

役割カードは8種類あって王様役から相手に公開することなく順に引いていく。
すると自分の前手番の人から1枚ずつ非公開でひいていくので手元には「前手番の人が選ばなかったカードが残る」。
カードの役割には「特殊アクション」と「手番順」が定義されていて、上記の建設行動はこの役割カードの順に消化されていく。

1番手順 暗殺者 役割をコールしその役割を殺してそのターン何もさせない
2番手順 泥棒   役割をコールしてその人からお金総取り
3番手順 奇術士 建物カードを誰かと総とっかえするか山札と任意枚数を交換する
4番手順 王様 次のターンの開始時に自分から役割カードを選べる
5番手順 司祭 建物カードを壊されない
6番手順 商人 何かとお金をボーナスでもらえる
7番手順 建築家 建物カードを山札から2枚補充できる。あとそのターンに3個まで建物を建てれる
8番手順 将軍 建物を破壊できる

大まかにこんな感じである。
とにかく
「誰がどの役割を選んだか」
「今どの役割で何をすべきか」
を常に思考しながら進むなんとも悩ましくも楽しいゲーム。

今回は奇術士を引くことが多かった。すごい顔をしている。


ゲームは終盤、7枚建築状態であがり直前のぴーやまを私が暗殺者で行動停止に成功。

居間は大盛り上がりを見せて「よし!これで誰かが将軍であいつの建物を1個破壊すればまだ他のメンバーにも勝利の目が出るぜ!」と歓喜に包まれる。

だがなんと7番手番「建築家」を引いていたノーマークのおんちゃんが『ぴーやまに注目が行ってる内に建築済み5個というノーマーク状態から建築家の能力で一気に3個の建築を実行しいきなりあがる』という操り人形史に残る神の一手を打ち勝利した。

会場はしばらくどよめいていたのはいうまでもない。


ブルゴーニュ
http://www.mobius-games.co.jp/alea/Burgund.html

さてここからは2卓に分かれて3-3で重めゲーを。

私側の卓はぴーやまとAZとの3人でフェルトのブルゴーニュ。
実はフェルトゲーを買うのは初めて。

重ゲーといってもややダウンタイムがかかる構造になっているだけでルールとメカニクスは意外やシンプルである。


上記の個人ボードを各自が保有。自分の手番でサイコロを2個振る。
その2個のサイコロの出目によってアクションを1人2回(サイコロを1個ずつ使うイメージ)続けて実施しこれを25手番(5手番1フェーズで5フェーズ)まわすと終了。

アクションも実はそこそこシンプルで
・サイコロの目に対応するメインボードのエリアからタイルを1枚取ってくる
・サイコロの目に対応する個人ボードのマスに色に応じたタイルを置く
・サイコロの目に応じた商品タイルを売って勝利点と鉄鉱石をもらう
・サイコロを1個捨てて労働者(サイの目をプラマイ1の範囲で変えれる機能)を1人連れてくる
これだけである。実はイッツシンプル。

ただこれだけでは面白くもなんともなさそうだが2つ目の
「 サイコロの目に対応する個人ボードのマスに色に応じたタイルを置く 」が悩ましくも楽しい。
タイルは6種類合ってそれぞれ個人ボードに置いた時に効果を発揮する。

緑:城      任意のアクションを追加で実施できる
黄緑:家畜   描かれた家畜の数だけ勝ち点。同じ種類の家畜を固めておくと追加勝ち点。
青:船      商品タイルをもらえる。また、次の手番順が早くなる。
ベージュ:都市 数種類からなる都市の特殊効果がその場で発動。(例:労働者4人ゲットなど)
黄色:知識     数種類からなる知識の特殊効果が永続発動(例:労働者の効果が今後は倍など)
灰:鉱山     フェーズの終わり毎にいろいろ役に立つ鉄鉱石がもらえる

こんな感じ。
勝ち点は個人ボードにタイルを同種類で埋めていくことで多く入ってくるので基本的には「タイルの特殊効果を選び考えながら効率よく個人ボードにタイルを設置していく。サイコロの出目は少しの運と労働者でどうにかする」という感じだ。


ルールを説明すると「面白そうだがちょっととりあえずやってみてから細かい部分は考えよう」という反応。

さてやってみて2手番ほどまわすとすぐに2人が「これは面白いぞ。。」と早速好感触。
このゲームやってみるとわかるのだがアクション自体がシンプルな分、都市タイルや知識タイルの特殊効果がとにかく多岐にわたっていて考えれば考えるほどわくわくしてくる。

次の手番でどのタイルをとってきてどこに置こうか、そのためにサイコロはどの数字が出ればいいんだなど思考をめぐらすのがかなり楽しい。

個人ボードを埋めていくというとややソロゲー感が強そうだが、
「あいつにこのタイルをこのターンで取らすと差が開きそうだ」
「ここは自分の手は伸びないけど次を意識して手番順を調整しよう」
など見えないインタラクションが至る所に散りばめられている。

ここらへんの「脳内カツカツを楽しみなさい」感はさすがフェルト。

これが終盤のマイボード。実はちょっと差がついた最下位だったもののリプレイ欲も生まれかなりの良ゲー認定。
ちなみにデッドヒートを繰り広げた1位2位のぴーやまAZは脳みそこねすぎてしばらくダウンしてた。


さて、その他やったものを簡単に紹介。

パンデミック
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1102.html

正確には私はやってないのだが、3-3で分割したあと最後に合流したくまみーも含めて隣の部屋チームがやっていたのがパンデミック。
皆で協力して疾病蔓延を防ぎ解決するゲーム。日本のボードゲームにはない「皆で1つの目標を達成することがゴール」になっている名作協力ゲームだ。

なんと我々がブルゴーニュをやってる間に3回もやっていたらしい。最後の最後に世界を救うことに成功。歓声が上がっていた。
これがその図。
「初回はルール間違えたからエキシビジョンなので1勝1敗です」とおんちゃん。


ボーナンザ
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-179.html

このブログに異様に登場するのが豆ゲーであるボーナンザ。
今回はボーナンザ女子がいたので必然的に実施。拡張版まで込みで6人打ち。
「俺の畑をつぶしてもいいからそのカードをくれ」といった「誰が得をしているかよくわからない」交渉ばかりしていたので勝てなかった。


もっとホイップを
http://www.mobius-games.co.jp/WinnigMoves/Sahne.html

遅れて最後に来たくまみーが「パンデミックだけだと。。」と少し遊び足り無そうな雰囲気を放っていたので呑みに行く前に最後これをやった。
これのいいところはインスト5分、プレイ15分でサクっとやれること。
今後も時間調整に出されることがありそう。




その後、北海道料理居酒屋に行く。

座敷に通されると「そこは親戚の家みたい」でした。


店の名誉のために言っておくと食事も酒も旨い。



その後勢いでカラオケに行って12時過ぎに解散、なんだかんだ一日遊んでしまった。