2012年11月5日月曜日

11/4プレイログ:スペクタクルム、日本の城、シープランド、ラブレター

ドイツでのエッセンも終わり、ボドゲフリークの方々の中ではまだ国内で本格流通されていないタイトルを遊んでいることも増えてきているようです。

TwitterのTLやプレイログを眺めながら羨ましいなあと思っていたところ、
最近Twitterで交流のあるロイディさんから「スペクタクルムありまっせ」とお声がけをいただき、待望のエッセン関連ゲームをゲームスペース柏木にて遊ぶことになったのでした。


【参加】イガリ、ぴーやま、自分 特別参加:ロイディさん

今回はまだ本格流通されていない感があるのでリンクはBGGにしています。


スペクタクルム
http://boardgamegeek.com/boardgame/104573/spectaculum



まずはスペクタクルム。
ロイディさんがルールの翻訳をしてくれており、インストもしていただく。

4色のカードを売買してお金を稼ぐゲーム。
カードの価値はスタート価値の5金をベースに上下推移する。

手番ですることできることは次の通り。
1)カードを2枚まで売買する。
2)ボード上に自分の持ってる4色コマを3つ置く
3)ずた袋からランダムで4色タイルを3つ引く

これだけだ。

まず1)
高い価値になっている色のカードは売れば利益になるし、これから価値があがりそうな色は先物買いをしておくのもいい。ここに関しては後述も踏まえて。

2)で価値変動などゲームの中身が動いていく。
プレイヤーはカードに対応する4色のコマをからいずれか3つをランダムで保持する。
これをメインボードのマスの上においていく。
置く時のルールは
・4隅にある各色のスタート地点に隣接しておく
or
・色で繋げて置く
のいずれかを満たす必要がある。
上の写真は開始直後なので隅に集中しているけど終盤は・・・
こんな感じになる。

上のボードの黒枠タイルで+1など書いてあるマスに置くとその色の価値が数字の分上がる
もちろんマイナスなら下がる
これによって色の価値変動が発生する。
色は繋げて置く必要があるので自分の狙っている色の価値を意図してあげていくにはある程度陣取りの要素で上手いことマスを埋めていったり、周囲のメンバーの手札を見ながら相乗りを模索する必要がある。
ここがなんとも楽しい。

その他赤枠のタイルマスはお金が増減するマスになっている。
増マスにコマを置くとそのコマの色のカード1枚につき2金。お金が増えるのは当然該当色カードの保持者のみ。
減マスも同様。  そのコマの色のカード1枚につき2金減。

1)と2)を行ったら3)の通りずた袋からランダムに3コマを引いて手番終了。
ちなみに引いた3コマは秘匿情報なためその人の手番までは誰が何色のタイルを持っているかはわからない。

ちなみに価値は0から25まで変動する。今回は15-6くらいに紫がなったのが最大値だった気がする。

赤色の価値上昇を信じて溜め込んだロイディさんが最後売り抜けて勝利。

自分のカードの価値が手番ごとにぬるぬる動いていく感じと、ややジレンマのある陣取りのバランスがなかなかいい。
4人で40分弱くらいで終わったので手軽な相場変動ゲーとしては優秀なんじゃなかろうか。

ちなみに各色、見世物小屋の珍妙な団員のイラストがある。
イラストの差はまったくゲームに関係ないw
なのにかなり気合が入っているw
ここら辺はメタゲーとして楽しむに限るので購入した方はそこらへんもじっくり観察してみてほしい。


日本の城 Japanese Castle
http://boardgamegeek.com/boardgame/130285/japanese-castle 


「次なにしよっかねー」と言っていたところでオススメされたのがこれ。
箱絵を見ると、外国人が勘違いして作った日本を舞台にしたゲームっぽいが、実は全く違う。


BGGから写真を1枚拝借するが、これこういうゲームなのである。




そう、カードでトランプタワーみたいに日本の城を組み上げていくゲームなのだ。

手前のカードが襖(?)みたいなもので組み上げていく本体。
奥のピンク色っぽいのが大きな土台。
その奥が小さな土台でこれで最後ふたをする。

なんども頑張ったが私にはこれが今日の限界だったw

慣れれば数分で高々とくみ上げることも可能らしいがその領域に到達することは無い気がする。

ちなみにイガリはこれになかなかハマっていて「ほしいわ、これほしいわ」とぶつぶつ言いながらかなりイイ感じにくみ上げていた。




シープランド Sheepland
http://boardgamegeek.com/boardgame/123576/sheepland


「あ、あれ俺がエッセン組で一番やりたかったやつだ」とイガリがシープランドを発見。
「これも訳したのでインストやりますよ」とロイディさん、やはり語学力は偉大だ。

眺めてるだけでも楽しいこのコンポーネント。可愛らしいヒツジコマとポップな色使いで描かれたメインボードがとてもいい感じだ。これに人型の羊飼いコマといくつかタイルを加えて遊ぶ。

ルールはシンプル。
1)羊飼いを1回動かす
羊飼いは数字が描かれたマス間1マスならノーコストで移動できる。
それ以外は1金払って任意のマスに移動。ルーラと呼んでいた。
移動した後に直前に居た増すには丸い柵タイルを置く。するとここはもう移動できなくなる。
ゲームが進むと移動が困難になっていくのだ。

2)羊を動かす
羊飼いが居る数字マスの両隣には必ず土地エリアがある。ここに羊がいるのだが、これを移動できる。
移動の仕方は自分を中心に逆サイドの土地へ移動。
こんな感じ。
このゲームは同種の土地へ羊を溜め込んでいくことが重要になるのでこのアクションがキモだったりする。

3)土地対応タイルを買う
上記の正方形タイルがそれなのだが、メインボードの土地種類に対応している。
ゲーム終了時にその土地に居る羊の数×対応タイルのお金をもらえる。

対応タイルのうち1枚はスタート時に各自1枚秘匿保持するのでその1枚目の場所に羊を寄せていくことが序盤の流れになる。

その中で羊の寄り具合を見ながら初期保持以外の種類のタイルを買うイメージだ。
タイルは買われるごとに単価が高くなっていくので早めに買えば買うほどお徳。
しかしゲームの流れで羊は各々の思惑の場所に移動されていくので早めに買うことばかりがいいとも限らない。なかなか悩ましい。

上記の3アクションを
・1)は必須
・同じアクションは続けて使えない
と言う縛りの中で計3回やって隣の人へという流れ。

さてやってみる。
右上の岩山地帯にぎゅうぎゅうに寄せられる羊。こうなるともうあそこからは動けない。
一方南部はまだ異動の余地ありで後半は南部の羊があっちにいったりこっちにいったり大変になった。
これが終盤だったと思う。
黒い羊は各手番の頭にランダムで動く。その代わり最期の集計で2匹分にカウント。カタンの盗賊風だがけっこういい奴なのだ。

このゲーム、可愛らしいコンポーネントとは裏腹にけっこうキツキツなゲームだ。
特に中盤から後半の駆け引きはもはや羊の可愛さを忘れる熱さがある。

そういやロイディさんが「良く見ると羊の顔が怖い」と言っていたが、これはそこそこカツカツゲーであることへのメタファーなのかもしれない。



ラブレター Love Letter
http://boardgamegeek.com/boardgame/129622/love-letter


さてラストはこれ。


日本のアナログゲー製作サークルであるカナイ製作所(http://kanaifactory.web.fc2.com/)
が製作販売していたラブレター(http://kanaifactory.web.fc2.com/products/ll/ll.html)
の海外リメイク(で、あってるのかな??)版がこれである。

何でもエッセンでも非常に人気が高かったらしく、先日のグリモワールのように日本のゲームが評価されるなんてうれしい限りだ。

少々熱中して写真は撮っていないのだがとにかく面白かった。
1-8のカードがあり基本的には1番強い8の姫をめぐってブラフあり推理ありの短時間カードゲームになっている。各カードには特殊効果があり
・相手の持ってるカードを予想して言い当てる。当たったら相手は脱落
・手札を交換する
などなどゲームを複雑かついい感じに推理・ブラフできるような構成になっている。

プレイヤーは1枚ずつカードを持って手番で山からカードを1枚引く。
そのうち1枚を捨てる。このとき捨てたカードの効果が発動する。


山札は少なくカードはすぐ尽きるのでさくさく進む。
・山札がなくなったとき手札の数字が一番大きい人
・脱落せずに残った最後の人
のいずれかで勝利が決まる。
数ラウンドまわして4回勝った人が優勝というルールだ。

プレイログでこんな書き方もアレだがこればっかりはやったほうが早いw
とにかくさくさく進むし、いい感じの推理要素だ。
操り人形や人狼ものが好きな人ならバッチリ合うと思う。



ちなみにシープランドの前にはぴーやま初プレイの7不思議も2回ほどやっている。
今回はエッセン組をメインに紹介なのでちょいと割愛。
これはこれでやっぱ面白い。ただなんか戦争に走っちゃうんだよな、全く勝てないw




というわけでロイディさんのご尽力でエッセンから到着ほやほやのゲームをいくつも遊ばせていただいた。いや本当にこれは感謝である。
改めてありがとうございました!

再来週のゲムマではより多くのエッセン組が出てくるかもしれないわけで、購入候補を絞らないとなあ、、、。




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