「仮面ライダーフォーゼが終わってウィザードが始まる。ってことはイガリの家でボドゲしないとね!」
という強引さがウリの今回のボドゲ会。
【参加】イガリ、ぴーやま、おんちゃん、自分
とりあえずイガリの家に押しかけて半ば無理やりビールを持たせて乾杯をする。
この時点で10時過ぎなのにほろ酔い。
素晴らしい。
ケルトカード
http://www.mobius-games.co.jp/Kosmos/Keltis_das_Kartenspiel.html
「とりあえず軽めのゲームやって頭をボドゲ仕様に切り替えよう」という発案の元、ケルトカードから。
年間ゲーム大賞受賞の有名作「ケルト」のカードゲーム版。いつだったか「カードゲームだけで十分ジャマイカ」というレビューを拝見したが非常に良くできている佳作。
そもそもボードゲーム「ケルト」をやったことが無いので比較検討はできないけどこれはかなり面白い。
6色(たぶん)の色分けされたカードに0-10の数字がふってある。
これを「0123456・・・」か「109876・・」と連続でプレイしていく。
このとき「10-7-5-3」と歯抜けでもOK。
これでなるべく多くの連続列を作るのが目的なんだけど列が1-3枚で終わっているとマイナスになってしまう。
うまく状況を見ながら多くプレイできる色を見極めながら進めていくのが楽しい。
取り急ぎスギちゃんの物まねをしながらインストするも意味不明なので普通にイガリにインストしてもらい確か2回ほどプレイ。
やっぱ面白い。
テーベの東
「とりあえず酔いも醒めたし中量級のゲームやろうぜ」ということでテーベの東。
実はテーベの東が大好きである自分は早くもわくわくする。
プレーヤーは考古学者となって世界5箇所の遺跡から考古学工芸品を掘りまくり、その価値が勝ち点になる。
単にスコップ片手に遺跡に行ってもたいした成果は得られない。
なのでゲームでは基本序盤に遺跡には行かず、ヨーロッパ各地をめぐって「考古学のお勉強」に励む。
そこで知識をつけるとそれがステータスとなり、より効率よく遺跡で掘れるようになる。
たとえば
知識1:8週間かけて1掘り
知識5:8週間かけて5掘り
と非常に効率が違う。
プレーヤーは基本1週間1カウントの「時間」を消費してゲームを進める。
プレーヤー人数によってルールが違うが今回は4人なので2年間108週間を舞台にゲームが進行する。
移動するにも、勉強するにも、掘るにも時間はかかるのでそこらへんのマネジメントが大事だ。
このゲームの一番盛り上がるところはなんといっても「掘る」アクション。
掘るってどないやねんって話だが具体的には
「巾着袋に手を突っ込んでタイルをひく」のだ。
もちろん中には「多くのはずれ」が忍び込んでいる。(はずれは砂タイル)
この流れにより「はい!俺
8週間かけて
5回ほりまーすwww」
「砂!砂!砂!砂!。。。。。すなーーーー!」
という稀代のバカゲーノリが発生するのだ。
素晴らしい。
ゲームは堅実なお勉強の下積みっぷりと鬼のような引きの強さを併せ持ち、まさにテーベに選らばれた存在となったぴーやまが勝利。
パレスチナにほぼ張り付きでたいした勉強もせず掘りまくった私に勝利の女神が微笑むことは無かった。
グレンモア
さてグレンモア。
これをやる前に「まずいことで有名な中華屋に行って本当にまずくて半べそで帰ってくる」というかなり非生産的な昼食を済ます。
またも肉屋戦術。しかしながら今回はラウンドごとの得点計算での加点も意識して特殊土地とボンネット帽の収集もねらう。
結果そこそこ小さめにまとめてマイナス点を周囲にばらまき健闘したのだがウィスキーの拡大再生産を成功したぴーやまが勝利。
ウィスキーとか製造してないふしぎな勝ち筋で攻めてたイガリが僅差2位。
以降、自分-おんちゃん と続いた。
マンマミーア
テーベ、グレンモアと箱物中量系をれんちゃんだったので少し息抜きという流れでマンマミーア。
忘れていたが芸術的なまでのバカゲーであるマンマミーア。息抜きどころか笑い疲れた。
作者はボーナンザ等のウヴェ様。
プレーヤーには5種の具材カード複数枚とピザのレシピカード数枚が配られる。
レシピカードには「サラミ*5 きのこ*2」みたいにレシピが書いてある。
ゲームの開始と共に中央に向けて具材カードを絵柄が見えるようにプレイしていく。
同じ具材は一度に何枚入れてもOK。
この具材カードのプレイが「一応ピザを作っている」行為になる。
プレイするときは山にしていくので一番上のカードしか見えない形式。
各自、具材をある程度投げ込んでいったところで「そろそろ俺のレシピカードを満たす具材があの山にはたまっているだろう」と思ったら具材と同じようにレシピカードもプレイする。
一通り投げ終わったら今度は答え合わせ的にに山のカードを一枚ずつオープンしていきレシピができてるかできてないか判別する。
ここまで書いといてアレだがこのゲームは「やってみないとわからん」の真骨頂だw
なんとルールブックに「とにかく1回やってみましょう。そうすればルールわかります」的なことが書いてあるほどだ。
そんなこんなで「サラミたりねwwwww」とか「キノコ過多だwww」などバカ盛り上がりをしながら複数回。
お先に失礼しま~す
通称「おさしつ」である。
「社長」「専務」「部長」「係長」「先輩」「派遣社員」のタイルを1枚ずつ6枚ワンセットで保有してスタート。
表面は皆さん和やかな顔をしているが裏面は「電話番」「伝票整理」「コピー」「倉庫整理」の4種類の残業仕事のデザインである。特に社長の
「電話番」は白目を剥いており、もはや残業どうこうという顔ではない。
プレーヤーは
・裏向けにしてそのタイルがなんの残業をしているかをオープンする
か
・すでに裏向いているカードを重ねる。
を選んで実行。
「
すでに裏向いているカードを重ねる
」は規則があり
・同じ人同士で重ねる。(社長を社長に重ねる)
・同じ残業内容で重ねる。(
「伝票整理」
を
「伝票整理」
で重ねる)
決まりがある。
基本的にはカードを人に押し付けていき手元からカードをなくす事を目指す。
全員のカードがオープンになり押し付け合いができなくなった時点で終了。
この時自分の前に残っているタイル枚数が一番少ない人が勝ちで勝利の雄たけび
「
お先に失礼しま~すwwwww」をコールできるのだ。
なので
残業を明らかにしつつ、相手に自分のカードを押し付けていくというちょっとしたジレンマと
自分のカードが何の残業をしているかオープンするまでわからないという乱数がある中でゲームが進む。
シンプルながら悩ましさとイラストの滑稽さで猛烈に盛り上がる。
また、残業という要素が我々に妙な共感を与えてさらに盛り上がる。
個人的に4人揃ったら1回はやっていいんじゃないかと思うくらいには好きである。
結果4-5回やった始末。
ブラフ
紹介はすごろくやさんのページがわかりやすいので割愛、というかこのゲームが実は好きではないw
というのもこのゲームの真骨頂はギリギリの出目とだましあいみたいな隠れたインタラクションであることが間違いない。
しかし個人的には「騙すとか騙さないじゃなくて単純に4人でやったときに全員出目が5とか熱い」という奇跡信仰のマインドなのでインタラクションから離れていく。
そうすると負ける、ないしゲームを壊し早期離脱することが多い。
今までも「5が、、、20個あります!」みたいなスーパープレイのみを追い求めてこのゲームをやってはうまくいかず「こんなもんクソゲーや!」と罵ってきた。
が、なんと今回は自分の目がやたら揃うという奇跡が連発。
「4が、、8個」とかコールすると皆さんまたかまたかと「はいはいブラフ」と貶めにかかる。
しかし、あるのだ。4がいっぱい。
こんな展開が持続し、まさかのノーダメージ勝利を決める。
「べ、べつにブラフ面白くなんか無いんだからね///」とどうでもいい流れで終了。
この後、「あれ面白かったよね」と最初にやったケルトカードをもう1回やって解散。
今回の収穫はマンマミーアとお先に失礼しますの再評価に尽きる。
安いのでエッセン前になんか新しいのほしいなあという人は是非。
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